Bush Craft ブッシュクラフト モダンスカンジ・アロカス オリーブドラブ 入門向けナイフ ステンレススチール

Bush Craft Inc ブッシュクラフト

Bush Craft ブッシュクラフト モダンスカンジ・アロカス オリーブドラブ 入門向けナイフ ステンレススチール

2021年7月よりモダンスカンジ・アロカスがマイナーチェンジにより下記の点が変更になりました。・カラーバリエーションが６色展開になりました。・シースにBushCraftInc.のロゴが追加されました。・パッケージが一新されました。ブッシュクラフトやキャンプで活躍する入門向けナイフ。ブッシュクラフト用として十分に使用できる要素を詰め込みつつも、これからブッシュクラフトを始めてみたい方が手に取りやすいナイフに仕上げてあります。製品名のModern scandi《モダン・スカンジ》はBush Craft Inc.の造語ですが、北欧スカンディナヴィア地方で生まれた歴史あるスカンジナビアンエッジのナイフを「現代的《モダン》」にアレンジ（※1）した刃であることを意味します。また、ALOKAS《アロカス》とはフィンランド語でルーキーの意。入門用としてどなたでも使いやすい適した一本であることを目指しました。

詳細画像(クリックすると拡大します)

ブレード／刃

コストパフォーマンスに優れたステンレススチール(5Cr15MoV)を採用。ステンレスですので錆びにくく（※2）、それでいてとても研ぎやすい鋼材です。用途に捕らわれず万能的に使える約100mmの刃渡りと2mm厚のブレードに、極鋭角に研がれたスカンジナビアンエッジを持つこのナイフは、ブッシュクラフトの基本であるフェザースティックや、焚き付けを作るためのバトニングもこなせます。ブレードの峰の角はエッジが強めに立っており、メタルマッチのストライカーとしても優秀。

ハンドル／持ち手

オリーブグリーンのハンドルに規則正しく並んだハニカム構造の模様が目を惹くグリップ。変則的な樽型ハンドルに指の安全を守る指止め《ヒルト》を有し、握りやすさと使いやすさを両立しています。適度な凹凸を有したハニカム構造のラバーグリップは、どの方向から力を掛けても滑りにくく、使い勝手の良さに貢献。また、ハンドル底部の窪みは小指を掛けてナイフ全体を長く使ったり、掌で押し込んだりしやすい形状になっています。

シース／鞘

プラスチック製のシースはナイフを収納した時に刃が内部に殆ど触れない為、保管中に刃を腐食させにくいメリットがあります。汚れた場合は水で丸洗いできるのも利点です。背面のベルトループはクリップ形状で腰ベルト等に付ける際にベルトを外さずに脱着できます。また、ベルトループクリップは30度毎にクリックする回転式で、任意の角度で固定でき、使用者の好みの位置で保持しやすい仕様になっています。

※1 スカンジナビアンエッジとは？

刃物の刃《エッジ》の形状には様々な種類がありますが、スカンジナビアンエッジとはブレードのとある部分から鎬線《ベベル開始線》を経て、刃に向かって平らな形状を描く刃の形状のことです。その名の通り、古くからスカンディナビア半島周辺で好まれてきた刃の形状の一つです。伝統的なスカンジナビアンエッジは、ブレードの中腹以上の高さからベベルが始まるのに対し、近代的な流行ではベベルが比較的低い位置から始まるのが特徴です。これは、ブレードの厚みと刃幅が同じナイフで比較すると…

・伝統的《トラディショナル》：刃先の角度が鋭くなり切れ味が良く細かい工作に向く。刃持ちは犠牲になる。

・近代的《モダン》：刃先が鈍角になりタフな刃になり力強い作業に向く。切れ味は実用の範囲にとどまる。

という特徴が出てきます。

目的に応じた刃物を用途ごとに使い分けて用いる北欧では伝統的な深いベベルのエッジが好まれてきましたが、近代になり、刃持ちの良さを好むUK、US、カナダ等アングロサクソン系の地域の刃物の利点も取り入れられて、伝統の形から徐々に変化してきたのではないかと想定されます。これを踏まえて改めて当製品ALOKASを見ると、ベベルの開始点という着眼点であれば近代的《モダン》な部類のスカンジナビアンエッジに区分されるのではないでしょうか。 ただしブレードの厚みが約2mmで、さほど厚くないため、使い心地は伝統的なスカンジナビアンエッジに近いものとなり、それぞれの長所を活かしたバランスのいいナイフとなっています。

仕様